知的財産管理技能検定の2級と3級の違い

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知的財産管理技能検定
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知的財産管理技能検定の2級と3級でどう違うの?

知的財産管理技能検定の2級と3級の違いについてまとめてみました。

受験資格

3級はほぼなしであるのに対して、2級は3級合格者や実務経験2年以上等の条件があります。ただし、2級の実務経験2年以上は、特に公的に実務を確認できる書類や会社が発行する書面まで要求しているものではありません

詳しくは公式ページ「https://www.kentei-info-ip-edu.org/exam_shikaku」を確認してください。

また、実質的には3級の知識がなければ2級は挑戦できないのではないかと思われるかもしれませんが、実際に受験してみた感覚では3級の勉強は全く必要なく、2級から勉強しても十分に対応できます

試験範囲

3級は、保護(競争力のデザイン)、活用、関係法規であるのに対して、2級は、創造(調達)、保護(競争力のデザイン)に加えて、戦略、管理、活用、関係法規です。

しかし、法令ベースでいえば、両社とも知的財産法全般で共通しており、2級のみ、関税法、外国為替及び外国貿易法まで対象に含まれています。

個人的には範囲はほとんど変わらないような気がします…

試験問題

当然に2級よりも3級の方が簡単です。

3級は、ほとんど3択問題であり、問題文や選択肢も短文です。

一方、2級は、ほとんど4択問題であり、問題文や選択肢もそれなりの長さがあります。

個人的には、2級は、3級と比べてひねった問題も出てくる印象です。

合格しやすさ

試験問題としても2級よりも3級の方が簡単であるし、合格基準も2級は満点の80%であるのに対し、3級は満点の70%であり、3級の方が合格のハードルが低いです。

合格率を見ても、2級は30~50%代であるのに対して、3級は60~70%代です

2級もしっかりと勉強していれば恐れるほどではないですが、毎回、半数以上が落ちている試験であり、問題の相性や準備不足には要注意です。

【合格推移データ】

合格後

とある求人について知的財産管理技能検定と検索した際、求人はどのようになっているのか調べてみました。合計23件ヒットし、そのうち必要条件や歓迎条件に1級と記載されているのが3件、2級以上と記載されているのが11件、3級若しくは級に関する記載がないのが9件でした。

これは時期や求人媒体によっても大きく変わってきますが、企業側からすれば2級以上の方が採用における評価対象になりやすいです。

ただし、知財部に限らなければ、知的財産管理技能検定を検索ワードとして設けていなくても、3級は評価されるようにも思います。

個人見解

個人的には勉強時間(※)が十分に確保でき、資格試験に苦手意識がないのであれば2級から受験しても良いのかもしれません。その方が就職活動でも幅が広がります。

※勉強時間は世間的には2級合格には50時間程度要すると言われていますが、概ね間違いではないように思います。

一方で、とりあえず基本的な知的財産法の知識を身に着けたい方や着実に合格したい方であれば、3級の方が良いと思います。

この試験を目指すうえで、いつまでにどのレベルの資格を目指したいのかよく考えて挑戦されることをお勧めします。

また、特許事務所等への転職を検討中であれば、以下のサイトをお勧めします。

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