文系合格者が思うQC検定2級の難易度や勉強方法

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QC検定
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会社からQC検定2級取得することを推奨されているのだけれど、難易度はどのくらいなのかな?

だいぶ前(2018年3月)のこととなりますが、QC検定2級に合格した経験がありますので、参考になればと思い、その当時の内容を記載したいと思います。

なお、私は学生時代は文系で、現在も総務法務部で働いており、決して品質管理に詳しかったわけではありません。参考になれば幸いです。

QC検定とは

品質管理に関する知識を問う民間の資格試験であり、日本語では品質管理検定といい、品質管理の英語表記であるQuality Controlの頭文字からとってQC検定という試験です。

主に製造業や食品業等の品質管理部門や技術系部門で資格取得を推奨されていることが多く、多くの企業で資格手当や資格取得報奨金等のバックアップをしている印象があります。

QC検定は、1級から4級までありますが、各級とも受験資格に制限はなく、自分にあった急を選ぶことができます。

QC検定は、基本的には品質系、技術系で役立つ知識ですが、それ以外の部門の方でも仕事を進めていくコツ(QC7つ道具等)が身につくので、個人的には、どのような部門の方が受験しても、損はないかと思います。

私がQC検定2級を受験した経緯

私はこの試験を勤め先で知りました。会社方針でこの試験に合格すればそれなりに資格手当をもらえるということで受験したことがきっかけです。

私は最初に2017年3月に3級を受験しましたが、そのときは見事に不合格でした。

3級で不合格であったので、しばらくそれきりだったのですが、くやしい気持ちも少なからずあり、思いたって翌年再チャレンジしました。

本来ならば、3級や級を下げて4級から受験すべきかもしれませんが、各級とも受験資格に制限はないですし、2級の方が手当が多かったので、2級をチャレンジしました。

一方、1級は論述試験があり、実務について論述しなければならず、総務法務部門の私としては論述に書く内容に苦労するだろうと思い、私は論述のない2級にとどめることにしました。品質保証部や技術部ならチャレンジしやすいのではないかと思います。

QC検定2級の試験概要

試験範囲:検定試験WEBサイト参照願います。

日本規格協会 JSA GROUP Webdesk
日本規格協会のWeb販売サイト「JSA Webdesk」のページです。日本産業規格JISや国際規格ISO・IEC、海外規...

試験時間:マーク 90分

合格基準:出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。及び、 総合得点が概ね70%以上であること。

※「概ね」と書いてあり、そうでないときもあります。私が受験したとき(第25回)は試験問題の難易度がかなり高かった年であり、基準に達していなくても合格できました。

QC検定2級の難易度

難易度は、計算問題に左右され、計算や数学が得意な方であればそこまで難しくはないと感じるのかと思います。一方、計算や数学が得意ではない方であればかなり難しいと感じるのではないかと思います。

なお、文系の方であれば少し抵抗感を感じるかもしれませんが、過去問を繰り返し解いていけば、余程苦手意識のない限り解けるようになってくるレベルかと思います。

QC検定2級の合格率推移

QC検定2級の合格率推移をみると、概ね20%代前半で推移していますが、まれにボーナス回に当たると、40%以上合格することもあるようです。

【QC検定2級の合格率推移】

なお、第25回は私が受験した回でしたが、非常に難しかったものの、合格枠が若干緩くなり、過去問でも繰り返し出題されているところをおさえていれば、50%や70%の基準に達していなくても合格できました。

QC検定2級の勉強方法

基本的にはテキストと過去問を使って勉強すれば十分です。

進め方としては、テキストを単元ごとにざっと読み、理解したらすぐさま該当箇所の過去問を解きました。

受験生の中にはテキストをじっくり読みたい方もいると思いますが、私はこのやり方をあまりお勧めしません。

テキストは概ね基本的なことをわかりやすく記載されていますが、それを解いたとしても過去問のレベルには達しません。そのため、テキストを入念にやるよりはすぐに過去問を取り掛かるべきです。

また、テキストをひととおり読んでから過去問を解かない方が良いです。テキストをひととおり読むと、前にやったことは徐々に忘れていき、いざ過去問を解こうとしてもあまり思い出せません。単元ごと読んでから過去問を解いた方が効率的です。

なお、テキストに書かれている問題を解いたり、問題集を購入して解くことはありませんでした。過去問を単元ごと連続してみていけばわかると思いますが、基本的には過去問の改題が目立ちます。ならば、いろいろな問題に手を出すよりは過去問を徹底した方が効率的になるのではないかと思います。

過去問は、時間の許す限り何回でも解くことをお勧めします。私は勉強の開始が遅かったことから2周しかできませんでした(本当にわからないところは3,4回解きましたが…)が、これだけだとやはり知識に不安があると感じて受験しました。結果として、なんとか合格できましたが、もう少し準備をしてから挑むべきであったという気持ちがありました。

QC検定2級で使った書籍

テキスト

※公式のテキストは高かったので、こちらをおすすめします。コンパクトですが、基本的なことを丁寧に書いていたので、わかりやすいです。

過去問

【追加】※下記は使っていないですが、良いと思う書籍です。

こちらは単元別にまとめられた過去問集です。単元別にまとめられているので、テキストの読み込みと併行して使うには最適です。

最後に

QC検定2級の難易度は計算問題の得意不得意に左右されるところはありますが、極端に苦手意識がない限り、何度も何度も過去問を繰り返していけば、着実に合格できる試験であると思います。

頑張ってください。

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