資格試験でなかなか受からない方や点数が伸びない方の特徴

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資格雑感
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資格試験の勉強をそれなりに一生懸命勉強しているのになかなか合格ができない…

点数が伸びない…

こういった方は意外と多いのではないでしょうか。

私自身もそのうちの一人でしたが、ある時、ようやく伸びない原因を真剣に考えるようになり、司法書士試験や行政書士試験をはじめ、いろいろな試験に受かることができました。

この経験や周囲の落ちた方、受かった方を見てきた経験をもとにまとめました。

全体

  • ① 講義やテキスト等のインプットばかり重視しすぎて過去問に取り掛かれない人
  • ② マニアックな知識や深い知識を追い求めてしまう人
  • ③ 間違った問題の原因を分析し、対策しない人
  • ④ 自分のやり方にこだわり過ぎてしまう人

講義やテキスト等のインプットばかり重視しすぎて過去問に取り掛かれない人

予備校に通っている方であれば、予備校の先生は非常にわかりやすく教えてくれてこの先生についていけば必ず合格できると思ったり、独学の方であっても、ご自身でテキストを分析してこのテキストを完璧にこなせば合格できる等と思っている方はいるのではないでしょうか。

勿論、それ自体は間違っておらず、勉強初期においては非常に重要です。しかし、テキストや講義といったものは知識をつけるためのものであって、いくら知識をつけたからといっても、それをどのように点数に結び付けるかきちんと自分で取り組まなければ、意味がありません。

確かに、講義やテキストには試験でどう問われたか説明があるかもしれません。しかし、どんなに優れた講義やテキストであっても合格するだけの説明があるインプット教材はありません。結局のところ、すぐれた教材を点数に結び付けるところは自分で問題演習を通じて間違いに気づき、どうやったら正解できるか調べる(解説を読む)他ありません。

この点、アウトプットでお勧めするのは、徹底した過去問演習です。過去問はその主催団体が作成したものであり、その試験の傾向や出題箇所、出題パターン等あらゆる情報が収集できますし、分析してみればわかりますが、たいていの資格試験では基本的に過去問の焼き直しばかりです。なかには過去問演習は直前期にやって、普段は予備校の問題集をやりたいという方もいるかもしれませんが、如何に本試験問題に慣れておくかが重要なので、できる限り過去問は早めに取り組み、何回も解きなおすことをお勧めします。

マニアックな知識や深い知識を追い求めてしまう人

特に法律系の資格試験に多いのですが、試験問題ではAについて問われていたが、逆に考えるとBについても考えておくべきではないかとか、裏を返せばCについても考えておくべきではないかと考えたり、この判例について背景をもう少し詳しく知りたいと思い調べたりする方のことを指しています。

なかにはこういった勉強というか妄想をすると、楽しくなりより一層追求したり、逆にこういった点も抑えないと気になって先に進めなかったりするかもしれません。

しかし、こういった勉強は逆に資格試験に合格するという観点からは遠ざかってしまいます。

先にも申し上げたとおり、資格試験の問題は過去問の焼き直しばかりです。この観点からすれば、やっていることは過去問から逸脱していますので、あまりお勧めしません。

もし、それでも気になるのであれば、せめてテキストに記載された範囲まで調べることとして、それ以上調べないようにしましょう。

間違った問題の原因を分析し、対策しない人

上記2つの事例からすれば過去問に取り組もうということなので、過去問に取り掛かったとします。しかし、正解や不正解にとらわれ過ぎていて、なぜ不正解だったのか、正解でもまぐれで正解なのか等分析し、対策できなければ意味がありません。

例えば、運転免許の試験ならば、それでも合格できる可能性がありますが、基本的には本試験は過去問の焼き直しであっても問題文を多少読みにくくしたり、少し角度を変えて聞いてきます。そのため、多少試験問題がぶれたり、角度を変えて聞かれたりしても答えられるようにしておくべきです。

ではそのためにはどうすべきか。まずは過去問でなぜ間違ったのか正しく理解し、どうすれば正解できるのかというところをおさえていくべきです。この間違った問題は二度と出題されないかもしれませんが、本試験における過去問の焼き直し方は変わらない場合が多くあります。

自分のやり方にこだわり過ぎてしまう人

今までの学校の定期テストでは丸暗記をしていたから、この試験でも同じように丸暗記で対応しよう等というように過去のご自身の成功体験に引きずられてしまい、点数が伸びない方も意外といると思います。勿論、その成功体験が役立つこともありますが、なかなか点数が伸びない場合はその成功体験が活かされていない可能性に気づくべきです。もし、点数が伸び悩んでいるのであれば、その資格試験の予備校の先生が話されていた勉強方法や合格体験記の内容を確認して、その資格を取得するうえで弊害になっていないか確認してみることをお勧めします。

最後に

以上が資格試験に合格できない方、点数が伸び悩む方の特徴です。私は、司法試験を目指していた時、これら上記のことに該当してなかなか合格できませんでした。その後、いろいろあって司法書士試験に受験を切り替えて挑戦するにあたり、上記の点を意識したら、勉強効率が格段にあがりその後は短期間で合格できました。

資格試験はやるべきことを淡々と取り組めば合格できることが大半です。一生懸命取り組んでもなかなか合格できない要因は何らかの自分のこだわりが合格を遠ざけている可能性があります。

ご参考になれば幸いです。

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