知的財産管理技能検定2級を挑戦しているが、なかなか合格点がとれない…
どうすれば良いのか?
私は、知的財産管理技能検定2級を目指していく中で、比較的早くから点数が6~7割とれていたのですが、最後の合格点にいくまでになかなか伸び悩んでいました。
その中で工夫したことを示したいと思います。
知的財産管理技能検定2級の合格ラインを知ろう!
学科試験、実技試験ともに80%以上が合格ラインになります。明確に1問何点か示されているわけではありませんが、仮に各問題とも同じ点数とすれば、各試験全40問に対して32問以上とれば80%以上になります。
逆を言えば、それぞれ8問までなら間違えられるということになります。
試験に合格するうえで重要なのは、合格ラインをしっかりと認識することです。80%以上で合格するということでも確かに理解できますが、より具体的に不正解を8問以内に抑えれば合格できると捉えた方が、どこの問題で不正解でも良いのか考えられます。
各回の過去問を解いてなぜ間違えたか分析しよう!
間違えるには、何らかの理由があるはずです。その理由を、過去問を解いて分析しましょう。
過去問:https://www.kentei-info-ip-edu.org/exam_kakomon.html
この点、特に重要なのは、それはインプット上のミスなのか、アウトプット上のミスなのか明確にし、インプットへの対策とアウトプットへの対策を分けて間違った原因を細かく分析する必要があります。
実際に私が取り組んだ分析をご紹介します。
まずは、間違えを見つけたら過去問やテキストに掲載されていたものかチェックしました。
過去問やテキストに掲載されているにも関わらず、知らなかった知識であれば(①と②)、まずはその知識を入れました。
次に、過去問やテキストに掲載されているにも関わらず、知っていた場合には、問題を判断できていたか検討します。問題を判断できていたにも関わらず、ミスするのであれば(③)、マークミスだったり、何らかの凡ミスの可能性があります。これに対する対策は、指差確認であったり、自分はこういうミスを40問のうち数問する可能性があると自覚したりして、注意しました。単に凡ミスということだけで終わらせないようにしましょう。
一方で、知識としてあるにもかかわらず、試験では判断できない問題(④)もあるかと思います。こういったものは比較的難しい問題の可能性が高いです。こういった問題に対してはどういうふうにして難しくしているのかしっかりと分析して次に同じような形式になった場合には不正解にならないようにしましょう。
最後に、テキストや過去問にも掲載されていない問題(⑤と⑥)ですが、個人的には試験前までは重要なインプット材料としますが、試験中では無視して今までの問題を解く感覚で正解出来たらラッキーという程度の認識で解きました。このような問題は毎回1~2問出てくる可能性があります。そうしたときは間違えて当たり前という認識を持ちましょう。
なお、学科試験では未出題の選択肢を混ぜることで正解肢を惑わすこともあります。そうした場合には未出題の正解肢で判断しない様に無視しましょう。
※注意が必要なのは、テキストや過去問に掲載されていない知識と思い、専門書や弁理士試験のテキストで勉強しないようご注意ください。
勿論、専門書や弁理士試験のテキストには掲載されていることもあると思いますが、未出題の1~2問のために専門書や弁理士試験テキストを読み込むのは非効率です。
各回の過去問でどういった原因の不正解が何問あったのか認識し、本試験での不正解計画を立てよう!
本来、全問正解を目指して勉強すべきですが、どこでどういう不正解になる可能性があるのか事前に認識しておくと気持ちが少し楽になります。私はつぎのように不正解計画を立てていました。
凡ミス2問、未出題2問、難問2問→34問正解目標
お恥ずかしながら、私は本当に何気ない凡ミスを試験では1問は必ずしていましたので、本試験の緊張も加味して2問までにとどめようと考えました。未出題は捨て問ととらえ、これで正解出来たらラッキーと考えました。難問は2問程度あるととらえ、一通り問題が解き終わった後、じっくりと時間をかけて解くようにしました。
最後に
知的財産管理技能検定2級は比較的に簡単な試験と思われがちですが、合格ラインに達するのには、若干ハードルがあるように感じています。このハードルは決して高いものではありませんが、単純にテキストを読み、過去問を解くだけでは超えることは難しいと思いました。正しく分析し、合格点を勝ち取りましょう。
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