今度、QC検定を受けることになったけど、どのように進めていいかわからない。
テキストを読んでも問題が解けるようにならないし、覚えてもすぐ忘れてしまう。
QC検定受験生の方にこういった方はいるのではないでしょうか。
私はQC検定3級を受験した際、テキスト中心に学習を進めてみて思うように点数が伸びず、不合格だった経験があります。
しかし、その後、QC検定2級に挑戦する際に過去問中心の学習に切り替えたら、短期間の勉強で合格することができましたので、ご紹介したいと思います。
過去問の勉強方法
直前期だけでなく、普段の勉強でも過去問を利用しよう。
学生時代の試験勉強が染みついている人の中には過去問は直前期に傾向をつかむために最後に取り組むものと考えている方もいるのではないでしょうか。
勿論、過去問は傾向をつかむために取り組むべきものですが、学生時代の試験と異なり、資格試験は圧倒的に問題の焼き直しが多いです。また、仮に、過去問と同じ問題が出なかったとしても、解き方が同じということも多いです。
つまり、過去問は直前期に少し見て対策を立てるものではなく、学習の初期から過去問を解いた方が合格につながりやすいです。
一方、本番慣れするために、初見の問題を解きたいという方もいるかもしれません。個人的には、初見でなくても過去問を年度ごとに解くことで十分に合格ラインに行くと思いますが、もし、どうしてもやりたいのであれば、市販の問題集に掲載されている模擬試験問題を解くべきかと思います。
テキストを単元ごとに読み終えたら、すぐにその単元の過去問を解こう。
上述したように普段学習でも過去問を使うべきと記載しましたが、普段学習ではできるだけ早く過去問に取り掛かるべきなので、できればテキストの各単元を読み終えたら、すぐに取り掛かるようにしましょう。
受験生の中には、テキストをひととおり読んでから過去問をひととおり解きたいという方もいるかもしれませんが、私はあまりお勧めできません。
もともと、私はテキストをひととおり読んでから過去問に取り掛かりたかったのですが、最後まで読むと最初の方の内容を忘れてしまい、なかなか知識が定着しませんでした。また、過去問をすぐに解くことでテキストのどこが重要なのかわかるようになってくるので、メリハリをもってテキストを読み込めるようになります。
過去問は少し考えてわからなければすぐに解説を読もう。
解けない問題を悩み続けても無駄です。わからなければ解説を読んで、どうすれば答えに導けるのか考えた方が効率的です。なお、過去問は正解不正解を確認するためのものではなく、どうすれば、本試験で問題を解けるようになるのか探るためのものですので、答えがあっているかどうかはそれほど重要ではありません。
過去問は何度も繰り返そう。
過去問は1回解くだけではもったいないです。わからない問題は何度も何度も解き、わかるようになるまで解きましょう。
直前期は過去問を年度ごとに解こう。
普段の学習では単元ごとに過去問を解き、似たような問題を繰り返し解くことで知識の定着を図るべきです。しかし、直前期は問題を解く時間配分を意識するために年度ごとに解くことをお勧めします。なかなか本試験に慣れずに本番を迎えてしまうと、確実に点をとるべきところに時間をかけられなかったり、一方で捨て問のような問題に時間をかけてしまったりします。
合格点をとるためにどこで得点し、どこを捨てるか年度ごとの過去問で練習しましょう。
購入すべき過去問
過去問は最新のものを必ず購入しましょう。特に第29回から出題範囲が変わっているので、注意してください。
ただし、最新の過去問を十分に解き終えている場合は古い過去問を解いて理解を深めても良いと思います。
【QC検定3級過去問】
【QC検定2級過去問】
【補足】
基本的には上記の過去問を解けば十分ですが、テキストの読み込みと並行して進めていくには少し大変です。そのような場合には単元別過去問を購入されることをお勧めします。
最後に
結局のところ、QC検定をはじめ、各資格試験で重要なのは、過去問を如何にやりこむかということになります。過去問を1度解いて終わるのではなく、内容を理解し、更にいろいろな角度で過去問を検討することで得点につながります。
私が合格したQC検定2級は第25回で直近数年では最も合格率が低く(17%)、難しい試験問題でした。
しかし、それでも私は過去問対策のみしかしていませんでしたが、なんとか合格することができました。
参考になれば幸いです。
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