QC検定２級と３級のどちらから目指すべきか？

どうもこんにちは！

QC検定を目指す方の中で２級と３級のどっちから受験しようか？

QC検定を目指されている方の中でこのように考えている方は意外といるのではないでしょうか。

QC検定３級に落ちて、その後３級を受験せずに２級に合格しました。

これを踏まえてご説明したいと思います。

QC検定とは
２級も３級もそこまで試験問題の大枠は変わらない。
２級と３級の合格率の差
２級と３級はどのように受験していくべきか。
おすすめ参考書をご紹介
最後に

QC検定とは

品質管理に関する知識を問う民間の資格試験であり、日本語では品質管理検定といい、品質管理の英語表記であるQuality Controlの頭文字からとってQC検定という試験です。

QC検定は、１級から４級までありますが、各級とも受験資格に制限はなく、自分にあった急を選ぶことが特徴的です。

また、１級と２級、２級と３級、３級と４級は、同時に申込をすれば、同日に併願受験することができます。

※追加申込で併願受験できません。

２級も３級もそこまで試験問題の大枠は変わらない。

資格試験によっては級ごとに出題範囲を変えているものもありますが、QC検定は、どの級も概ね同じ内容になります。特に、２級と３級の出題形式は、マーク試験９０分で、手法分野・実践分野が出題されており、ほとんど同じになります。

試験問題のレベルは、個人的な感覚ですが、計算問題以外は同じような問題で、２級も３級も難易度は変わりませんでした。一方、２級と３級の大きな差は、計算問題であると思います。３級と比べると、圧倒的に２級の方が難易度が高く、３級の知識のみでは合格点に達することは難しいと感じています。

計算問題が得意であれば２級から目指し、あまり得意でなければ３級でも良いかもしれません。

２級と３級の合格率の差

２級は２０％代で推移し、まれに４０％代の回があるのに対して、３級は５０％程度で推移しています。また、２級は例えば第２５回のように極端に合格率が低い年もありますが、３級は直近で見ると、合格率が安定している印象です。

ばくち要素が強いのが２級、確実性をとるなら３級なのかもしれません。

なお、私は第２５回を受験しましたが、公開されている合格基準点には達しなかったものの、恐らく得点調整or合格基準の調整があったのか、ぎりぎり合格しました。そのときの感触としては、過去問でやった箇所しかできませんでしたが、逆を言えば過去問でやった箇所を確実に得点できたから合格できたと思います。どんなに難しい年でも過去問を正しくやっていれば怖くはないのかと思います。

２級と３級はどのように受験していくべきか。

上記をみてご自身で考えられてみてはどうかと思いますが、それでは、受け方について、私なりの考えを書きたいと思います。

（１）２級と３級の併願受験

もし、２級と３級どちらか悩まれているのであれば、両方受けた方が良いという考え方です。メリットとしては、併願受験だと両方個別に受験するよりも若干安くなります。また、どちらにしようか悩む時間が解消されます。一方、デメリットとしては、勉強時間が多く取られること、試験日は長時間拘束されてしまうことが考えられます。基本的には２級の勉強で３級の試験範囲はカバーできますが、計算問題について２級と３級で聞かれ方が異なることもあるので、どちらも受かりたいのであれば３級の過去問もやっておいた方が良いと思います。また、同日に２つ試験を受けるわけですから意外と疲れます。

（２）２級単願

自信があるのであれば２級単願でも良いと思います。まずは出願前に過去問を購入し、実際に解いてみて合格できそうであれば、２級のみ出願すれば良いかと思います。勿論、３級のテキストや過去問をやってから２級のテキスト過去問に取り組んでも良いと思いますが、ある程度、計算問題に自身があれば２級の過去問とテキストを徹底的にやれば３級のテキストと過去問は不要であると思います。

不安要素としては、前述したとおり、合格率が不安定なので、試験問題によって結果が大きく変わってしまう可能性があります。

（３）まずは３級のみ出願

一番リスクなく着実化と思います。急がば回れの精神で（１）や（２）で挑戦される方より早く合格できる可能性もあります。しかし、３級だからと言って、気を抜いていると、３級も落ちてしまうので、気を付けましょう。私は、３級のみ受験したこともありますが、過去問を十分にやっておらず、かつ中古で購入した古い過去問で勉強していたので、不合格だったこともあります。皆様は気を付けましょう。

最後に

２級か３級かで悩みすぎて時間がかかり過ぎて勉強しないのが一番のもったいない点であると個人的には思います。

どのように受験しても当然、メリットやデメリットがありますがご自身の直感が重要であり、それを信じて選べば良いと思います。

頑張ってください。