ワードで表を作成するとき、列ごとに文字の幅を揃えたいというとき、スペースで調整しようにも上手く文字と文字のスペースの間を調整できないと感じたことはないでしょうか。
このようなときに役立つのが均等割り付けです。今回は均等割り付けを使って、ワードで作った資料の見栄えを良く見せる方法について説明したいと思います。
なお、ワードで作った資料の見栄えを整える方法については、他にもまとめています。知っている機能もあるかもしれませんが、役立つ機能も見つかると思いますので、ご覧いただけると幸いです。
均等割り付けって何?
均等割り付けとはホームタブの段落内にある機能のひとつです。ある単語の幅を文字数内にちょうど収めることができる機能です。
例えば、次のように文字を揃えることができます。
メリット
スペースで調整することも不要です。また、ある言葉を1行以内に収めたいというときに幅を調整して収めることができます。
均等割り付けの使い方
例えば、次のような図を例にとって調整したいと思います。
Q.次のような項目を同じ幅にそろえるにはどうしたら良いか?
【失敗例】
まずは均等割り付けを使わず、スペースで調整した場合はどうなるか示します。
ご覧のとおり頑張って全角と半角スペースを駆使して調整しましたが、どうしてもスキマができてしまいます。
※どのくらいスペースを設けたか視覚的にわかるようにするためには、ホームタブ内の段落にある「→↵」というようなマークを押せば見ることができます。
均等割り付けを使った成功例
① まずは、揃えたい単語や文章の中で一番長い箇所をドラッグします。
※このとき注意すべきことは、エンターキー「↵」は含めないように気を付けましょう。
② 次に、均等割り付けボタン(ホームタブ内の段落にあるボタン)を押します。
③「文字の均等割り付け」というものが表示されます。現在の文字列の幅というのが実際に表示されている文字の幅になり、この場合、「休日の過ごし方」は6.31文字の幅をとっています。この幅を調整するには「新しい文字列の幅」という箇所を変更してOKを押せば文字列の幅が変わります。今回は表の幅も考慮して8字で調整してみようと思います。
④「休日の過ごし方」が8字分の広さになったことが確認できたら、同様のやり方で「住所」、「氏名」、「会社名」、「所属部署」をそれぞれ均等割り付けで調整していきます。
- そうすれば幅がきれいにそろいます。
補足:役立つ場面
ぎりぎり2行になっている箇所を均等割り付けで文字列の幅を狭くすることによって1行にすることもできます。
最後に
この他にもワード揃え方シリーズとしてまとめているので、ご覧にただけると幸いです。
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