合格ラインぎりぎりの司法書士受験生が試験後やった方が良いこと

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司法書士
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この記事を見ている方のほとんどは司法書士試験を受験された方だと思います。司法書士試験、お疲れさまでした。

今回は、司法書士試験に受験された方である程度、合格ラインに言っているかなと感じた方に対して、司法書士試験の筆記試験合格発表までにやっておいた方が良いと思うことを記載したいと思います。

ちなみに、私は、3回(お試し含む)受験しており、2回目に合格点に1点届かず、3回目に体感ではぎりぎり合格(合格点より5~6点上)し、司法書士試験受験後から結果が出るまでやきもきしていました。

皆様には、その間の気休めとしてご覧いただきたいと思います。

1.まずは休もう

当たり前ですが、まずは休みましょう。1年間の疲労がかなり蓄積されていることと思います。なかには司法書士試験後からばりばり勉強を開始される方もいますが、既に合格点に近いと感じているなら、多少勉強が抜け落ちたとしても大丈夫かと思います。

ちなみに、私は、2回目の試験後は翌年の1月まで勉強していませんでしたし、3回目の試験後は一切勉強していませんでした。休んだことにより短期集中で頑張れたと思います。

では、どれくらい休むべきかということになりますが、これは、ご自身の気持ちで判断したほうが良いと思います。気持ちが切り替わらない中でやっても効果はないです。一方で、自分の気持ち次第だと、いつまでも自分の気持ちを確認しない方もいるかと思います。なので、択一基準点発表時期、筆記試験合格発表時期等、節目ごとに考える機会を設けることをお勧めします。

2.別の法律試験を念頭に置いておこう

宅地建物取引士(いわゆる宅建士)や行政書士試験を取得していなければ、気分転換に挑戦してみるのもお勧めします。

宅建士については、司法書士に合格して、さらに宅建士として働く方は多くはなく、単なる資格ホルダーになりかねません。しかし、民法等の一部法令知識で被るところもあるし、司法書士として不動産登記や決済の仕事に携わると、不動産屋さんと話す機会があるので、近い業界の法令に触れるという意味で良いと思います。なお、私は、必要性を感じられず、取得していません。

宅建士試験の応募期間は、2024年はインターネット申込みで7月末頃なので、お忘れないようご注意ください。

行政書士については、司法書士試験合格後、行政書士資格がなくても十分に稼げますが、行政書士を取得することによって、業務の幅が格段に広がります。また、司法書士試験とも民法会社法憲法等で科目も近く、行政法を学んでおくと、登記法関連や民事訴訟法関連でかなり役立つと思います。しかし、デメリットとしては、司法書士試験の合格点に近い方なら、試験までにしっかりと勉強しておけば、3か月程度で十分に行政書士試験に合格する可能性もありますが、それでも勉強の負担は大きく、合格率も低いです。生半可な気持ちで挑戦してみて、行政書士試験に不合格になると、精神的につかれ、司法書士試験の受験勉強にも影響を与えかねないので、ご注意ください。

なお、私は行政書士試験に合格しています。司法書士試験でいうと、基準点に届くかどうかレベルから挑戦しましたが、しんどかったです。

行政書士試験の申込は、8月下旬ころ締め切りなので、お間違いのないようご注意ください。

※インターネット申込と郵送申込で申込期限が違います。

一般財団法人 行政書士試験研究センター

3.今は資格試験から離れたいけど、法律には触れておきたい方に向けて

宅建試験も行政書士試験もやりたくない。けど、法律に触れていたい。そういった方は、司法書士試験の認定考査にかかわる要件事実本、相続手続本、司法書士補助者向け書籍等を読んでおくのもお勧めです。

おすすめ認定考査書籍(要件事実)

※認定考査用の教本も良いですが、導入としては、岡口元裁判官の書籍がお勧めです。

※以下の書籍は司法書士の特別研修で使用される書籍です。特別研修の勉強を先取りできますが、導入としては上二つの方がお勧めです。

おすすめ相続手続本

※相続関連は、専門分野特化型の司法書士でなければ、確実に扱います。相続登記に関する書籍も重要だし、相続全般に関する書籍も実務を行う上で必須です。

相続登記については、以下がおすすめです。

相続登記以外の流れについては以下の書籍を見れば一通りわかります。

司法書士補助者向け書籍

※司法書士合格後、司法書士補助者業務を経験して、司法書士登録をする方もいれば、いきなり司法書士登録する方もいます。いきなり司法書士になってしまうと、補助者に必要な知識、どこまで仕事をサポートしてもらうか悩んだりしますので、司法書士補助者に関する書籍を読んでおくと、非常に役立ちます。

不動産売買に関する書籍

※司法書士事務所に勤めると、たいていは不動産売買の決済業務をやることになります。その際、不動産売買がどのように行われているのか、司法書士がかかわる不動産登記は不動産売買において、どのタイミングなのかを把握するのに役立ちます。

なお、上記の知識を入れておくと、司法書士試験の問題の意味が理解しやすくなるかもしれません。

さいごに

司法書士試験、おつかれさまでした。まずはしっかり休み、休暇を楽しんでください!

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