いろいろと資格を取ってみたもの、あまり活かしきれていない。資格で副業をしてみようか。
どうもこんにちは!
昨今は何か副業してみようかと思う方も多いのではないでしょうか。私は、普段は会社勤めですが、司法書士資格を保有しているので、兼業・副業で司法書士をしています。
どういう経緯で兼業・副業司法書士になったのか記載したいと思います。
何らかの参考になれば幸いです。
きっかけ
もともと私は司法書士としてばりばり働くというよりもサラリーマンとして地に足をつけてしっかりと働きたいという思いで企業法務に転職するために司法書士を取得しました。
今もその思いに変わりはないのですが、企業法務の仕事はその会社の仕事や風土に依存してしまい、新しいことにチャレンジする機会が多くはありません。
そうした中、私自身、あまり変化が多くない仕事にも飽きてきたのか、何かにチャレンジしたい、自分自身をスキルアップさせたいという欲求が出てきました。
自分自身のスキルアップ向上を考えたとき、まず転職を考えましたが、今の環境を変えてまでチャレンジする気にはなれませんでした。
そうこう考えているとき、親しい司法書士と話す機会があり、このようなことを話してみると、独立開業したばかりで人手が足りないので副業としてやってみないかと声をかけてもらいました。
なお、副収入がほしいために始めたのではないかとも思いますが、勿論、あればほしいと思うのが心情ですが、むしろ目先のお金を稼ぐよりスキルアップしたい思いが強かったです。
業務内容
業務内容は、商業・不動産関係の登記書類作成、相続登記、行政書士業務の補助等、基本的には在宅でできる仕事が中心です。
登記書類の作成は本業司法書士であればルーティーンのようなもので、私も司法書士を経験していた身ではあるので、目新しさはあまり感じられません。
一方、行政書士業務の補助に関しては、補助金や助成金を支給してもらうための書類作成が中心となり、大変ではありますが、新鮮さを感じています。
いずれにしても、これらの業務は会社内の仕事から離れた仕事であり、毎月の給料に縛られない仕事という意味ではやりがいを感じています。
大変なこと
司法書士会によって会務に強制参加しなければならず、意外と大変です。東京であれば、人数も多くてそこまで回ってくることが多くはないのですが、地方だと、会務に強制参加しなければならず、何らかの対応をする必要があります。また、役所でやっている無料相談も東京ではほとんどやったことはなかったのですが、地方だと、年に数回参加しているので、やや大変です。
会務も勉強になるし、やりがいを感じる面もありますが、会社への配慮を求めにくい点が難しいところでもあります。
なお、司法書士会の会務は、自分自身が司法書士資格を維持し活動していくうえで根幹をなすものなので、司法書士としてやるべきであると認識しています。
ただ、現状、会務は自分の意思で変えられる要素が少ないので、会社で働くと司法書士事務所で勤務するよりも理解が得られにくい点で大変さがあります。
実際に働いてみて
勿論、自分では副業の気持ちでいても士業としての責任は職務形態によって変わるものではないので、プレッシャーも多いですが、会社の仕事だけをこなすよりもやりがいを感じられます。
また、働く前は、自身の企業法務の幅を広げることが目的でしたが、企業法務に限らず、フリーランスや独立して仕事を回す経験ができていることは私にとって非常に価値があります。
つまり、経営的な思考がわかってきたというか、売上や利益を気にし、仕事をとってくるためにはどうしたら良いかや投資すべきか否かを考え、確定申告をどうするか調べる等、他の方と比べたら経営というにはおこがましい小規模な悩みですが、定期収入のあるサラリーマンでは味わえない貴重な経験ではあります。
最後に
現状、司法書士だけでなく士業の兼業や副業には、いろいろな制約があり、難しい面があります。しかしながら、個人的には兼業や副業から得られるスキルは非常に有益なものであると感じられるし、一方で、人手不足と言われる昨今、士業でも同様のことが起きているはずであり、合格しても登録しない方や資格を活用できていない有資格者を活用するうえでもひとつの選択肢と思いますので、今後、兼業副業司法書士が増えることを望みます。
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