どうもこんにちは!
司法書士になり立てのとき、個人的に役立った周辺知識を身に着けるための書籍をご紹介したいと思います。
なお、この記事の前提として、実務に直結する知識は就職先の司法書士事務所で調べられることを前提としており、難しい実務書の紹介ではありません。
不動産決済業務で役立った書籍
「改訂版 超入門 不動産の教科書」
この書籍は、不動産会社の営業マンがどのように行動しているのか一通り理解できる書籍になっています。
司法書士にとって、不動産会社の営業マンは、仕事を依頼する方になりますので、依頼者の仕事内容がわかれば、営業マンにどのように接すれば良いかという気づきにつながると思います。
なお、基本的に不動産営業で行うことが一通り書かれているものであればなんでも良いと思いますが、この書籍については、コンパクトでわかりやすくまとめられているため、購入しました。また、候補に上がっていた書籍と比べて若干安かったという面もあります。
相続登記・相談で役立った書籍
「身近な人が亡くなった後の手続のすべて(新訂版)」
この書籍は、タイトルのとおり身近な人が亡くなった後の手続のすべてが網羅的に記載されている書籍です。
相続登記を司法書士に依頼しにきた方の中には、相続登記だけではなく、その周辺の手続きに関してもどうして良いかわからず、困っている方も多くいます。司法書士という立場上、どこまで答えるべきかという問題はありますが、相続登記以外は何も答えないというのもどうなのかという側面もあります。
また、相続登記は、身近な人が亡くなった後の手続の一部ということもあるので、相続業務全体を俯瞰的にみるためにも、こういった書籍を読んでも良いかと思います。
この書籍をお勧めする理由としては、とても読みやすく、手続きの全体像も把握しやすかったので、基礎を学ぶための最初の一冊として購入しました。
税金面で役立った書籍
司法書士&行政書士に読んでほしい 会社設立時の税務の話
改訂版 司法書士&行政書士に読んでほしい相続・贈与時の税務の話
税金面で役立った書籍として、この2冊があります。
司法書士は登記の専門家ではあるものの、同時に税金のことを聞かれることもかなりありますので、最終的な回答は税理士さんや税務署等にお願いするとしても、知らないの一点張りでは登記の依頼自体、危うくなりかねません。
そうした中、何らかの書籍に頼って勉強することになりますが、意外と税金面についてわかりやすく書かれている書籍が少ないように感じます。
この点、この2冊は痒い所に手が届く内容になっているので、おすすめです。
ハンコの知識について役立った書籍
「現場で役立つ!ハンコ・契約書・印紙のトリセツ」
これは、私が司法書士時代に読んだ書籍ではなく、法務部に転職した際に読んだ書籍ですが、司法書士になり立ての頃にも読むべき書籍だと思い、ご紹介します。
司法書士の業務をやっていると、前例踏襲という感覚でなぜここにハンコを押しているのか、また、押してもらっているのか、あまり考えずともできてしまう側面があります。しかし、依頼者とっては、ハンコを押すことに対して不安に感じている方も一定数います。
そうした際に、ハンコそのものの役割というのを理解し依頼者に説明できたら、依頼者の不安を和らぐのではないかと思います。
この書籍の良さはハンコ、契約書、印紙についての基本的な内容が網羅的かつわかりやすく記載されています。
最後に
今回は、司法書士の周辺知識に関する書籍をご紹介しました。司法書士であれば、日々、自分の専門スキルを高めていく必要がありますが、司法書士の周辺知識も持っていた方がより依頼者とのコミュニケーションも円滑になり、いらぬトラブルを回避できると思います。
本記事がご参考になれば幸いです。
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