司法書士に合格してから5,6年後のキャリア

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司法書士
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どうもこんにちは!

司法書士試験合格後最初のキャリアから5,6年経ったらどうなっているのでしょうか。

正直なところ、音信不通になる方もいるし、合格時ほど同期と連絡を取り合うことはなくなりましたが、司法書士に合格して6~7年経過した今、私の知る限りでまとめてみました。

最初の司法書士事務所から別の事務所へ行き、独立開業又は共同経営へ

私の同期には、最初に司法書士事務所に勤務したものの、早くて半年、大半は3~5年でほとんど独立する印象を受けます。

肌感覚でいうと、私の周囲のうち司法書士事務所に勤務された方のうち50~60%くらいが独立しています。

この傾向は特に都会より地方の方がその傾向に強く、私の地元では司法書士事務所に勤務された方のうち1人を除いて全員独立していきました。

一方、東京等に勤務される方については、年齢の高い方程、地元志向が強い方程、早く独立しているように見受けられます。

司法書士という資格は合格までの参入障壁が高いものの、実務を身に着けるうえでの参入障壁が低く、1~3年程度実務を経験すれば独立するための基礎的なノウハウは身についてしまいます。

そのため、相続に強い事務所、企業法務に強い事務所等、いくつか事務所を1~2年程度経験した後、独立される方が多いです。

また、採用する司法書士事務所もそれをわかっているので、すぐにやめてしまうので、なかなか給料を高く設定できなかったり、できる限り勤務してもらっている間にバリバリ働いてもらおうとする傾向にあり、それが原因で短期離職されている方も見受けられます。

また、独立する場合、一人で独立すると、休めなかったり、仕事を回しきれないこともでてきてしまうので、2人以上で法人を設立したり、合同事務所を設立したりする方もいます。

司法書士事務所に引き続き勤務

これを選択するのは、その事務所の幹部候補であったり、出産・子育てを考えている方が多いような印象です。

肌感覚でいうと、20~30%がこの選択をしています。

幹部候補になれるのは、端的に言えばその事務所で利益を生み出す存在になれる方を言います。

利益を生み出す存在になれる方というのは、その司法書士がどれだけ売上を作れ、どれだけ時間やコストをかけずに処理できるかということになります。

幹部候補になる方は、結局、独立しても普通にやっていける方ですが、その事務所の居心地、待遇、業務への関心によってそこで勤めている方が多いように見受けられます。

出産・子育てを考えている方については、独立してしまうと、一旦、仕事を離れるとお客様に迷惑もかかるし、一度、獲得したお客様を手放すことになるので、女性を中心に独立されないという方が多いように思います。

また、単純に独立するのが難しいと感じている方もこの選択しますが、私の周囲では以外と少ないです。

一般企業に転職

数年司法書士として働いてみて、合わない方や別のことをやりたいと感じている方もします。

肌感覚では、10~20%程度はこの選択肢を選びます。

やはり一定数は司法書士を経験してみて合わないと感じる方もいて、もとのキャリアに戻る方もいますし、士業よりも一般企業の勤務体系の方が良いと感じて一般企業へ転職される方もいます。

なお、転職先の業種については、サンプル数が少ないため、なんとも言えませんが、法務職以外に転職し、ばりばり働いている方も多くいる印象を受けます。

場合によっては、一般企業に勤めつつ、兼業で司法書士をしている方もいます。(私です。)

まとめ

ざっと見る限り、私の周囲では独立が多いです。

なんだかんだ、最初は独立に不安に感じている方であっても、司法書士実務を経験していると自分でもできると感じ独立した方や雇われではなく自由に働きたいと思って独立された方、お金を稼ぐには独立しかないと思って独立した方等、理由は様々ですが、司法書士の働き方として独立して働くには向いている資格なのかもしれません。

一方で、最近では、それでも、司法書士も売り手市場のようで、各司法書士事務所も働きやすい環境をととのえようとしている事務所も増えてきているようです。

なお、私は、それらとは違った別の道として、司法書士事務所を経験した後、企業の総務法務部に転職し、兼業で司法書士をしています。

こういったキャリアは少ないですが、副業・兼業が社会的に認知されていく中で、このような方が増えて、いろいろな司法書士が誕生すればいいのにと思う次第です。

以上、司法書士を志す方の参考になれば幸いです。

なお、補足として、中には司法書士試験合格後に全くうわさを聞かなくなってしまう方もいますが、そういう方は総じて言えるのは司法書士資格を活かしたいために取得するのではなく、単に何らかの難しい資格を取得したいという方が多いように思います。

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